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北条泰時 ―筋を通すが情には厚い 完成したぞ 御成敗式目―

北条泰時 ほうじょうやすとき 鎌倉幕府第三代執権しっけんです。お父さんは北条義時よしときです。おじいさんは北条時政ときまさです。承久の乱の際には、叔父である北条時房ときふさ(義時の弟)とともに上京し、朝廷軍に勝利した後も京にとどまり、戦後処...
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平敦盛 ―後世まで 語りつがれる 笛の音―

平敦盛 たいらのあつもり 平安時代末期の武将です。お父さんは平経盛つねもり(平清盛の弟)です。おじいさんは平忠盛ただもり(平清盛の父)です。位階は従五位下じゅごいのげを叙じょせられましたが、その際、官職につかなかったので、無官大夫むかんのた...
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熊谷直実 ―日本一の剛の者 平敦盛討ち取って 思うところあり出家した―

熊谷直実(法力房蓮生) くまがいなおざね(ほうりきぼうれんせい) 平安時代末期から鎌倉時代初めにかけて活躍した武将・僧侶です。数々の合戦で先陣を争う勇猛ゆうもうな武士でした。源頼朝よりともは、熊谷直実くまがいなおざねを「日本一の剛の者」と評...
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木曾義仲(源義仲) ―京から平家を追い出した でもグイグイしすぎて討伐対象―

木曾義仲(源義仲) きそよしなか(みなもとのよしなか) 平安時代末期の武将です。お父さんは源義賢よしかた(源義朝よしともの弟)です。そのため、頼朝よりともや義経よしつねとはいとこの関係になります。以仁王もちひとおうの挙兵に共鳴し、信濃しなの...
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後鳥羽天皇(後鳥羽院) ―武芸も和歌も上級者 幕府つぶせると思ってた―

後鳥羽天皇 ごとばてんのう 第82代天皇です。お父さんは「高倉たかくら天皇」です。おじいさんは「後白河ごしらかわ天皇」です。4歳で即位し、19歳で上皇となり、院政を開始しました。武芸に秀で、楽器の演奏なども得意でした。とくに和歌の能力が高く...
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陳和卿 ―造った船が大きくて 海に浮かばず 朽ち果てた―

陳和卿 ちんなけい(ちんわけい) 平安末期から鎌倉初期にかけて日本にいた宋の技術者です。東大寺大仏殿や大仏の再興に参加しました。1180年に東大寺や大仏が焼けてしまい、直す人が足りなくて困っていたところ、重源というお坊さんが陳和卿をさそい、...
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公暁 ―銀杏のかげから かく討つぞ―

公暁 くぎょう・こうきょう 鎌倉幕府二代将軍源頼家よりいえの次男です。(三男の説もあります)幼名は善哉ぜんざいです。乳母の夫は三浦義村みうらよしむらでした。頼家亡き後、母である北条政子の計らいで、三代将軍源実朝さねともの猶子ゆうしとなりまし...
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三浦義村 ―常に勝者の側にいる 人呼んで謀略不可思議者―

三浦義村 みうらよしむら 平安末期から鎌倉初期にかけての武将です。お父さんは「三浦義澄みうらよしずみ」であり、おじいさんは「三浦義明みうらよしあき」です。お母さんは「伊東祐親いとうすけちかの娘」です。したがって、母方のおじいさんは「伊東祐親...
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和田義盛 ―弓矢の腕前すごかった 開拓魂すごかった―

和田義盛 わだよりもり 平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武将です。「十三人の合議制」の一人です。三浦半島で勢力をもった三浦一族の中心人物として、源頼朝よりともの挙兵に初期から参加しました。頼朝が鎌倉に入り、武家中心の政治組織を確立して...
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和田義茂(杉本義茂) ―遅れてきた男―

和田(杉本)義茂 わだ(すぎもと)よしもち 平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武将です。おじいさんは「三浦義明みうらよしあき」であり、お父さんは「杉本義宗すぎもとよしむね」です。義宗は、義明から家督を継ぎますが、三浦半島よりも鎌倉に近い...