


人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は (後鳥羽院)

世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも (鎌倉右大臣)

こまやかなり【細やかなり・濃やかなり】 形容動詞(ナリ活用)

こそあれ / こそあらめ / ばこそあらめ 連語

こそ(ー已然形) 係助詞

世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる (皇太后宮大夫俊成)

思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり (道因法師)

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有り明けの 月ぞ残れる (後徳大寺左大臣)
