

海はなほいとゆゆしと思ふに、(枕草子)

なほ乗りてありくまじきことこそおぼゆれ。(枕草子)

やがていとわろし。(枕草子)

さもあるまじき老いたる人、男などの、わざとつくろひ、ひなびたるはにくし。(枕草子)

あやしう、あてにもいやしうもなるは、いかなるにかあらむ。(枕草子)

家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。(徒然草)

木の葉に埋もるる懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。(徒然草)

いかなるゆゑか侍りけん。(徒然草)

時の間の煙ともなりなむとぞ、うち見るより思はるる。(徒然草)
