助動詞

★重要単語

き 助動詞

「き」は、終止形は「来き」から、他の活用形は「為す」からきているという説があります。そのため活用は、次のように「サ行」「カ行」を併せ持ったものになります。
★重要単語

けり 助動詞 

「けり」は、「来きあり」がつまったものだと言われています。「語り手」のところに「出来事がやって来て、いま存在している」というのが、「けり」の本質的な意味です。
★重要単語

らし 助動詞

動詞「あり」に「し」がついて、「あらし」という形容詞になり、「存在する状態だ・様子だ」ということを示しました。それが助動詞化していく過程で、「あ」が取れて「らし」になっていったと考えられています。ある根拠を持って、何らかの現象が「あるにちがいない」と推定するときに、「らし」が用いられました。ただ、平安時代には、「現在推量」の「らむ」や、「(視覚)推定」の「めり」を多く用いるようになっていったことから、「らし」は、和歌特有のことばになっていき、鎌倉時代以降はほとんど使われなくなりました。
★重要単語

まし 助動詞

「推量・意志」の助動詞「む」に「し」がついて、やがて「まし」になったという説があります。たとえば、「行く+し」で「ゆかし」という語が生まれましたが、それは「心がそちらに行きたがっている」ということです。同じような構成として、「む+し」の「まし」は、「む」で想定される「イメージ」に向かって、「そうなってほしいと思っている」ということを意味しています。「まし」は、「現実」と「イメージ」との間に「距離・隔たり」があるため、現実的ではないことを夢想するような場合に多く用いられます。
★重要単語

ず 助動詞 

上代では「な・に・ぬ・ね」が直前を打ち消すはたらきをする助動詞として使用されていました。その連用形「に」に「す」がついて、「にす」となり、やがて「ず」になったと考えられています。
★重要単語

まじ 助動詞

上代に使用された「ましじ」という助動詞がつまったものと考えられています。意味としては、「べし」と対になるイメージであるため、「当然そうなるはず」という意味をひっくり返して、「当然そうならないはず」という意味合いになります。
★重要単語

なり 助動詞(伝聞・推定)

「音(ね)+あり」がつまったものです。活用語の「終止形」について、「~という音がある」という意味をつけるようなイメージですね。そのため、何か実際に音が聞こえている場面であれば、「~の音(声)がする」「~が聞こえる」などと訳します。聞こえてきた音を「根拠」にして、(音がするということは……)「~ようだ」と訳すのが「推定」の用法です。「音」が「人々のうわさ・評判」などを意味していれば、「伝聞」の用法です。「~という」「~そうだ」などと訳します。
★重要単語

なり 助動詞(断定)

「体言+に+あり」がつまって、「体言+なり」となっていきました。「あり」がベースなので、活用は「ラ変型」になります。「体言」につく助動詞ですが、直前の語が活用語である場合には「連体形」につきます。
★重要単語

むず(んず) 助動詞

助動詞「む」+格助詞「と」+サ変動詞「す」=「むとす」がつまって「むず」になりました。意味は「む(ん)」と同じと考えて大丈夫です。
★重要単語

む / ん 助動詞

助動詞「む(ん)」は、その出来事が「未確定・未確認」であることを示します。「これからしようと思っていること」や「おそらくそうだろうと思っていること」などを、「む(ん)」で表していることになります。文末用法の場合、だいたい次のように区別します。/一人称⇒意志/二人称⇒適当・勧誘/三人称⇒推量/ただ、一人称行為であっても「推量」がふさわしい場合などもありますので、上の区別は「絶対」ではありません。
タイトルとURLをコピーしました