◎敬語 たてまつる【奉る】 動詞(ラ行四段活用)
下二段動詞「立つ」+謙譲語「まつる(奉る)」が一語化したものです。もともと上代では「まつる」が「差し上げる・献上する」という意味で用いられていました。そこに「たて」がついたわけですが、ここでの「たて」は、もともと下二段の「立つ」なので、「目立たせる・はっきりさせる・くっきりさせる」というニュアンスがあります。そういう点では「たて」は強調のための接頭語みたいなものですね。なお、「まつる」のほうは、中古になると単独ではあまり用いられず、「たてまつる」「つかへまつる」というように、複合語での使い方が主流になります。
