
◆問題演習


少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。(徒然草)

世界の男、あてなるも、賤しきも、いかでこのかぐや姫を得てしがな見てしがなと、音に聞きめでて惑ふ。(竹取物語)

人のそしりをもえはばからせたまはず、世の例にもなりぬべき御もてなしなり。(源氏物語)

もの心細げに里がちなるを、いよいよあかずあはれなるものに思ほして、(源氏物語)

恨みを負ふつもりにやありけむ、いとあつしくなりゆき、(源氏物語)

いとやむごとなききはにはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。(源氏物語)

なでふものをか嘆き侍るべき。(竹取物語)

例も月をあはれがり給へども、このごろとなりては、ただごとにも侍らざめり。(竹取物語)
