ひがこと【僻事】 名詞

意味

① 間違い・誤り・過ち

② 道理に外れた行為・悪事

ポイント

「僻(ひが)」が、「道理から外れている」という意味を持ちます。

そのことから、「僻事」は、「間違っている事」ということになります。あっさり訳せば、「誤り」「過ち」などになります。

文脈次第で、「悪事」と訳します。

そういえば「僻僻ひがひがし」っていう形容詞があったな。

「道理から外れている状態」なので、「ひねくれている」という意味になりますね。

他にも「僻目ひがめ(見間違い・よそ見)」「僻耳ひがみみ(聞き間違い)」などの名詞もいっしょに覚えておきましょう。

用例

我よりも年の数つもり、ほけたりける人のひがことにや。(源氏物語)

(訳)自分よりも年を取り、ぼけてしまった人の間違いだろうか。

盗人をいましめ、ひがことをのみ罪せんよりは、世の人の飢ゑず、寒からぬやうに、世をば行はまほしきなり。(徒然草)

(訳)盗人を罰し、道理に外れた行為(悪事)だけを罰するよりは、世間の人が飢えず、寒くないように、世を治めてほしいものだ。