★単語 あはれなり 形容動詞(ナリ活用) 「あはれ」は、心が強く動かされた際の、ことばにならない嘆声です。形容動詞として使用される場合、「じーんとして、ため息しか出ない状態」に広く用いられますので、訳語も多岐にわたります。文脈にあわせて、適訳を考えましょう。 2023.05.31 ★単語
★単語 をかし 形容詞(シク活用) 「こっけいだ」という意味の「痴(をこ)」が形容詞化したという説と、「招き入れる」という意味の「招く(をく)」が形容詞化したという説があります。「をこ」なら①の意味が近く、「招く」なら②の意味が近いことになります。古くは①の意味が多いのですが、平安時代には②③④の使い方が多くなります。中世に入ると、再び①が優勢になります。 2023.05.31 ★単語
◆問題演習 おほらかにして賜べ。/色々に調じて、(宇治拾遺物語) 『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは、形容動詞「おほらかなり」、動詞「す」、敬語動詞「たぶ」、動詞「調ず」です。 2023.05.21 ◆問題演習
◆問題演習 おぼめき、ゆかしがり申し給ふに、(枕草子) 『枕草子』の一節です。ポイントは、動詞「おぼめく」、動詞「ゆかしがる」、敬語動詞「申す」、敬語動詞「給ふ」です。 2023.05.20 ◆問題演習
◆問題演習 妻子にも、まして従者にも物食はせ、着する事なし。(宇治拾遺物語) 『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは、副詞「まして」、名詞「従者」、「並列的な修飾の構文」についてです。 2023.05.18 ◆問題演習