
◆問題演習


文ことばなめき人こそいとどにくけれ。(枕草子)

けしからず物ごとにいはふ者ありて、(醒睡笑)

年ごろあそび馴れつるところを、あらはにこほちちらして、(更級日記)

京にとく上げたまひて、物語の多くさぶらふなる、ある限り見せたまへ。(更級日記)

世俗の虚言をねんごろに信じたるもをこがましく、「よもあらじ」など言ふも詮なければ、(徒然草)

ありもつかぬ都のほとりに、たれかは物語もとめ見する人のあらむ。(更級日記)

わざとめでたき冊子ども、硯の箱のふたに入れておこせたり。(更級日記)

皆のことを知りあきらむることと人の知れるはひがことなり。(続古事談)
