★重要単語

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うたて 副詞

「転(うたた)」と同根の語です。「うたた」は「状態の変化それ自体」を示すことばですが、「うたて」は、「量や程度の変化」を示しやすく、かつ「その変化を自分の意志で止められない」という気持ちを含んでいるといえます。もとは(1)の意味ですが、その場合にも、「勝手に物事が変化していく」ことを不思議がって使うケースが多いです。その変化が尋常でない場合には(2)のように訳すこともあります。中古になると、そういった現象に「嘆き」の気持ちを含んだ(3)の使い方が主流になってきます。
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うたてし 形容詞(ク活用)

「転(うたて)」が形容詞になったものです。「転」の意味する「意図や期待に反して、事態が進んでいってしまう状態」に対して、がっかりする気持ちを示します。副詞「うたて」を先に見ておいたほうが理解しやすいと思います。
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あまねし【普し・遍し】 形容詞(ク活用)

「数が多い」という意味で使用された上代後「まねし」に、接頭語「あ」がついた語ではないかと考えられています。「あまりにも数が多い」ということから、「広く行きわたって、残すところがない」という意味で使用されます。
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やむごとなし 形容詞(ク活用)

「止む+事+無し」で「やむごとなし」になりました。「止む」が「止まる」「中止になる」ということですから、「やむごとなし」は「(作業を)やめてはいけない物事」や、「(扱いを)やめてはいけない対象」に使用します。
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たづぬ【尋ぬ・訪ぬ】 動詞(ナ行下二段活用)

目指す先まで続いているはずの糸のような「道筋」があって、それをたよりに対象に近づこうとするイメージの動詞です。「目的の事物」に近づくということで「探し求める」/「目的の情報」に近づくということで「調査する」/「質問する」「目的の場所」に近づくということで「訪問する」などという意味になります。
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わづらふ【煩ふ】 動詞(ハ行四段活用)

もともと、「精神的な困惑」を意味します。それが「身体的な不調」で用いられれば「病気になる」などと訳し、「困惑を伴う行為」に用いられれば「苦労する・難儀する」などと訳します。
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なやむ【悩む】 動詞(マ行四段活用)

「萎ゆ(なゆ)」と同根の語であると言われます。「ぐったりする」という意味の「萎ゆ」に、「~のような状態になる」「~のようにふるまう」という接尾辞の「む」がついたというところでしょうね。「なゆ」が、モノや、身体の一部分などに使用しやすいのに対して、「なやむ」は、人間一人の総合的な状態に用います。
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なほざりなり【等閑なり】 形容動詞(ナリ活用)

「直(なほ)」「去り(さり)」の複合語といわれています。すると、「何もせず離れる」ことだといえるので、「いいかげん」という意味になります。「注意をはらわない」という意味の漢語である「等閑(とうかん)」を訓じる際には、「なほざり」と読みました。「猶なほあり」が音変化したという説もありますが、その場合でも「依然としてそのままある」ということになりますから、「いいかげん」という意味につながっていきますね。
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おほとのごもる【大殿籠る】 動詞(ラ行四段活用)

「大殿」は「宮殿」を指しまして、特にその寝所を意味することが多いです。したがって、「大殿籠る」は「天皇が寝所におこもりになる」ということになります。訳は「お休みになる」で大丈夫です。
◎敬語

めす【召す】 動詞(サ行四段活用)

上一段動詞「見る」の未然形「み」に、尊敬の助動詞「す」がついて「みす」となったものが、やがて「めす」になったと言われます。もとは「呼ぶ」「呼び寄す」の尊敬表現ですが、「食ふ」「着る」「飲む」の尊敬表現として、(4)の意味で使うことも多いです。
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