★重要単語

おどろおどろし 形容詞(シク活用)

動詞「おどろく」と同根の語です。「おどろ」はもともと擬音語で、雷の音を示していたようですね。
〇和歌

月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど (大江千里)

月を見ると、さまざまに際限なく、もの悲しく感じられるなあ。私一人だけの秋ではないのだけれど。
■現代語訳

六歌仙 『古今和歌集仮名序』 現代語訳

『古今和歌集』「仮名序」より「六歌仙」の現代語訳です。
〇和歌

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ (文屋康秀)

吹くとすぐ、秋の草木がしおれるので、なるほどそれで山風を「嵐」と言うのであろう。
★重要単語

こころばへ【心延へ】 名詞

「心」に、下二段動詞「延ふ(はふ)」の連用形がついて名詞化したものです。「心」が「伸び広がって外側に出てきている」ということなので、要は「外からみてわかるほどの性質・気質」という意味合いになります。シンプルに訳すなら「気立て」がいいですね。それが「ある対象」に向かっている場合は、「気配り・心遣い・意向」などと訳せばOKです。
★重要単語

すう【据う】 動詞(ワ行下二段活用)

「据」という漢字がイメージできれば理解しやすいです。現代語の「据える」とほぼ同じ意味だと考えて大丈夫だからです。どちらかというと「活用の種類」や「活用形」といった「文法問題」で出題されやすいですね。
〇和歌

今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな (素性法師)

今すぐ来ようと、(あなたが)言ったばかりに、陰暦九月の夜長を待つうちに、有明の月が出てきてしまったよ。【有明の月が出るのを待ってしまったよ】
〇和歌

わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ (元良親王)

(二人の仲が知られてしまい)悩み苦しんでしまったので、今となっては(何があっても)もう同じことだ。難波にある澪標(みおつくし)ではないが、身を尽くしても【わが身が果てても】逢おうと思う。
★重要単語

たばかる【謀る】 動詞(ラ行四段活用)

動詞「はかる」に接頭語の「た」がついたものです。「はか(果)」は、「見当・目安・進み具合」などを示す語で、「はかる」となると、「見積もる・見計らう・測定する・予測する・企てる・考える」など、広い意味で用いられます。「たばかる」は、「た」によって「はかる」の意味が強まっているものと考えればいいので、根本的な意味は「はかる」と変わりません。
〇和歌

難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや (伊勢)

難波潟の芦の、短い節と節の間のように短い時間も、(私とあなたが)逢わないでこの世を過ごしてしまえと、あなたは言うのだろうか。
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