★重要単語

ねんず【念ず】 動詞(サ行変格活用)

漢語の「念」に、サ行変格活用「す」がついて一語化した動詞です。「念」には、もともと神仏にまつわる気持ちが根底にあり、「念願」「念仏」など、現在でも使用される言葉です。そういった「念」を意識的・積極的に持つことが「念ず」です。そのことから「念ず」は、「神仏に対しての気持ちを強く持つ」という意味合いになります。
★重要単語

きよげなり【清げなり】 形容動詞(ナリ活用)

形容詞「清し」の語幹に、見た目や様子を示す「げ」がついて形容動詞化したものです。あくまでも「様子」に対してのほめ言葉なので、第一級のほめ言葉である「清らなり」に比べると、ランクの落ちることばです。そのため、「清らなり」は、神仏などの超越的な存在、皇室、超上位層の貴族などに用いるのに対し、「清げなり」は、身分がそれほど高くない人にも使用します。
★重要単語

きよらなり【清らなり】 形容動詞(ナリ活用)

形容詞「清し」の語幹に接尾語「ら」がついて形容動詞化しました。意味は「美しい」ということなのですが、内側からにじみ出るような第一級の美を示す語であるため、身分やオーラなどが第一級の人物にしか用いられません。訳も単純に「美しい」とするのではなく、「上品で」「清らかで」「輝くように」などといった語を伴うことが多いです。
★重要単語

かなし【愛し・悲し・哀し】 形容詞(シク活用)

「~かぬ」という補助動詞がありまして、「かなし」も同根のことばだと言われます。「~かぬ」は、不可能を表し、何かを堪えたり、押しとどめたりすることができないという文意で使用されます。「かなし」も似たように、「ある対象に対するあふれる気持ちを押しとどめることができない」という意味合いです。具体的には、「(a)大切な人に対する愛情」または「(b)死別などにおける悲哀」などを意味します。
★重要単語

いとほし 形容詞(シク活用)

「いやがる」という意味の「厭ふ(いとふ)」が形容詞化したという説が有力です。「不遇な人」を見ることは心が痛みますから、「嫌なこと」ですよね。そのことから、「(見ているのが心苦しくていやになるほど)気の毒だ・かわいそうだ」という意味になります。
★重要単語

らうたし【労たし】 形容詞(ク活用)

「労(らう)」に「甚し(いたし)」がついた「ろういたし」が、「ろうたし」となりました。「いくらでも苦労したいと思える対象」に用いやすい形容詞です。子どもなど、保護が必要な存在に使用することが多く、「かわいらしい」「いとしい」などと訳します。
★重要単語

ほいなし【本意無し】 形容詞(ク活用)

「本意」は、もともとは「ほんい」ですが、撥音「ん」を表記しないことから、そのまま「ほい」と読むようになったようです。「本」は「かねてから」ということで、「意」は「したいこと」ですから、「本意」は「かねてからの希望」ということになりますね。それが「無し」なので、「かねてからの希望がかなわない状態」になります。その状態について、「残念だ」と思うときに使用することが多いですね。
★重要単語

ざえ【才】 名詞

「才」の呉音が「ざい」であり、それを、やがて「ざえ」と読むようになったと言われます。「和歌」や「管絃」の才能について言う場合もありますが、多くは「漢学」の才能・教養について用いられます。
★重要単語

まうく【設く・儲く】 動詞(カ行下二段活用)

「間」+「受く」から「まうく」になったという説があります。「間」というものを、「次のイベントが来るまでの期間」だとすれば、「間受く」は、「次の準備をするための期間を得る」という意味合いになります。用例としては、「準備する」「用意する」と訳すことが多いですね。
★重要単語

げに【実に】 副詞

「現(げん)+に」の「げんに」が、いずれ「げに」という副詞となったと言われます。何らかの知識や言動などに対して、「現実にそうだ」「実際にそうだ」という「納得・同調・共感」などを示します。
タイトルとURLをコピーしました