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現実に(実際に)そうだ・・・
意味
(1)本当に・なるほど・そのとおり (納得・同調・共感を示す)
(2)いかにも・まことに・まったく (深い感動を伴う納得・同調・共感を示す)
ポイント
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「現+に」の「げんに」が、いずれ「げに」という副詞となったと言われます。
何らかの知識や言動などに対して、「現実にそうだ」「実際にそうだ」という「納得・同調・共感」などを示します。
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現代の若者語で言うと、「それな!」みたいな感じかな。
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ひと昔前の若者語で言うと、「マジでそうだぜ」みたいな感じですね。
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「実に」と書いて、「げに」と読むんだな。
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「げに」という語自体は「現に」から生成されたようですが、意味が「実際にそうだ」というものですから、そのうちに「実」という字を「げに」と訓じたのでしょうね。
定期試験などでは「【実に】の読みをひらがな2文字で書きなさい」なんていう問題もありえます。その場合は「げに」と答えましょう。
例文
いかでとく京へもがなと思ふ心あれば、この歌よしとにはあらねど、げにと思ひて人々忘れず。(土佐日記)
(訳)なんとかして早く京に行きたいと思う心があるので、この歌はよいというわけではないが、(歌の内容を)本当に【そのとおり】と思って人々は忘れない。
人には木の端のやうに思はるるよと清少納言が書けるも、げにさることぞかし。(徒然草)
(訳)人からは(まるで)木の切れ端のように思われるよと清少納言が書いているのも、いかにももっともなことだよ。