★重要単語

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わざと【態と】 副詞

「わざと」は、意図をもってする行為につきます。多くの場合は、(1)のように「わざわざ・故意に・意図的に」と訳せば文意に合います。逆に、「わざとなし」「わざとならず」などと表現されている場合は、意識的ではない行為を指すと考えましょう。「わざと」は、「意図的である」ということから、(2)のように「本格的」と訳したり、(3)のように「特別」と訳すこともあります。
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はづかし【恥づかし】 形容詞(シク活用)

「他者と比較して自分が劣っていると感じる気持ち」を意味します。ここでいう「他者」というのは、「目の前にいる相手」のこともあれば、「世間一般の人」の場合もあります。自分(や身内)のふるまいなどが、「世間一般の水準と比べて劣っている」「その場にいる他の人と比べて劣っている」などと感じる場合には、(1)の意味で訳します。一方、「優れている他者」のほう形容することもあり、その場合は、(2)の意味になります。
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かたち【形・容・貌】 名詞

もとは「外形」「輪郭」などを意味する語ですが、中古では特に「顔形」を意味することが多くなりました。「かたち」だけで「美しい顔」「美しい容姿」を意味することもあり、その場合「美人」と訳したりもします。
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しのぶ(忍ぶ/偲ぶ) 動詞(バ行上二段活用/四段活用)

上代では「しのぶ(上二段活用)」と「しのふ(四段活用)」という別の語であり、活用が異なりました。濁音/清音の違いもありました。意味も別々の語であり、「忍ぶ」は「隠す・こらえる」ということで、「偲ぶ」は「懐かしむ・思い慕う」ということです。ただ、語形も意味も似ていることから、中古では混同が起きて、本来「上二段」である「忍ぶ」が「四段」でも用いられるようになり、逆に本来「四段」である「偲ぶ」が「上二段」でも用いられるようになっていきました。そのため、活用で区別することは困難です。漢字で書かれていればその時点で判別可能ですが、ひらがなで書かれている場合には、がんばって文脈判断しましょう。
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かなしうす【愛しうす】 動詞(サ行変格活用)

形容詞「かなし」の連用形「かなしく」にサ変動詞「す」がついて、「く」がウ音便化したものです。「かなしうす」は、「かなし」の行為版なので、「かわいがる・いとしく思う」などと訳しましょう。
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むげなり【無下なり】 形容動詞(ナリ活用)

これより「下」が「無い」ということであり、根本的な意味は「最低だ」ということです。「むげなり」という形容動詞として分類されますが、次の2パターンの使い方が多いです。(ⅰ)語幹の「むげ」に「の」がついた「むげの~」という表現で用いる。(ⅱ)連用形「むげに」のかたちで副詞的に用いる。(ⅱ)については、「副詞」と考えたほうがよい使い方が多いです。
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あへなし【敢へ無し】 形容詞(ク活用)

「敢ふ」が「堪える」「持ちこたえる」「すっかり~する」という意味であり、それを「無し」で否定しています。「何かをすべき状況」において、「推進」や「抵抗」をしようとしても何もできない様子を示し、「どうしようもない」「仕方がない」などと訳します。
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ことなり【異なり・殊なり】 形容動詞(ナリ活用)

「異」「殊」という漢字をイメージできれば、訳しやすい語だと思います。「異なっている」「特別である」ということは、「状態や性質を意味している」といえるので、「ことなり」でまるごと一語の形容動詞と考えます。
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なげく【嘆く】 動詞(カ行四段活用)

「長息(ながいき)」が「なげき」になり、動詞化したものと言われます。そのことから、第一義としては「ため息をつく」という意味になります。ため息をつくような心理状態として、「悲しむ」という意味でよく使いますね。
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こころぐるし【心苦し】 形容詞(シク活用)

読んで字のごとく「心が苦しい」ということです。もともと、自分の胸が苦しい(1)の意味ですが、相手の状況を思うと胸が痛くなるという意味合いで、「心配だ」「気の毒だ」などの意味が出てきました。
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