★重要単語

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さらに【更に】 副詞

副詞「さらに」は、現代語と同じように、「そのうえ」「かさねて」という意味を持ちます。「更」は「改めること・新たに引き締めること」を意味する語で、「更新」「更衣」「更生」など、多くの熟語に用いられています。その漢字の意味に近いのが(2)の「改めて・新たに・もう一度」という訳になりますね。
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さらなり【更なり】 形容動詞(ナリ活用)

本来は「言へばさらなり」「言ふもさらなり」のかたちで使用される表現で、「言うのも今さらなことである」という意味になります。つまり、「言うまでもない」ということですね。その表現から、「言へば」「言ふも」という部分が落ちてしまったのが「さらなり」です。「さらなり」とだけ表現されていても、「言へば」「言ふも」があるとみなして、「言うまでもない」と訳すことになります。
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なほ【猶・尚】 副詞

前から続いているものが、そのまま続いている様子を意味する副詞です。根本的には「依然として」という意味になります。文脈的には、他のいろいろな状況を念頭においたうえで、「もともと中心視されていたもの」を変わらずに中心視するような場面で使われやすいです。その場合、「やはり」という訳語を使用することが多いですね。
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めでたし【愛でたし】 形容詞(ク活用)

「めづ(愛づ)」+「いたし(甚し)」から成る「めでいたし」がつまって「めでたし」になりました。「賞賛する」+「はなはだしい」ということであり、「すばらしい」という意味になります。これ以上ないほどの誉め言葉です。
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つゆ【露】 名詞/副詞

朝、草や葉っぱの上に見られる「露」のことですね。小さくて、すぐに消えていまいますので、「わずかなこと」「もろいこと」「はかないこと」などのたとえに使用されます。
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あらまほし 連語/形容詞(シク活用)

もともとは、動詞「あり」+助動詞「まほし」であり、「存在することを希望する」ということです。ある事物や現象に対して、「こうあってほしいと思えるほどだ」とほめている場合には、一語の形容詞として考えます。
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めづらし【珍し】 形容詞(シク活用)

動詞「愛づ(めづ)」が形容詞化した語です。「めづ」が、「ほめる・賞賛する・かわいがる」ということですから、「めづらし」は「ほめたたえるにふさわしい」ことを意味します。平安時代の用い方では「すばらしい」とすればよいことが多いですね。賞賛すべきほどすばらしいものは、希少なものですので、(2)の「目新しい」という意味や、(3)の「めったにない」という意味でも用いるようになりました。
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やすし【易し・安し】 形容詞(ク活用)

「休む(やすむ)」「休らふ(やすらふ)」などと同根の語と考えられています。そのことから、平易で気楽なイメージをもっておくといいですね。反対の意味で用いられる語は「かたし(難し)」です。あるいは「にくし(憎し)」も「やすし」と反対の意味合いを持ち合わせています。つまり、「やすし」は、「難しくないこと」や「心がザワザワしないこと」を意味しています。事態が複雑ではなく、すいすいと物事が進む状況をいう場合には、「たやすい」「容易だ」「簡単だ」などと訳します。そして、そういう状況におけるストレスのない心理状態をいう場合には、「安らかだ」「穏やかだ」などと訳します。
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もぞ / もこそ 連語

係助詞「も」は、「並列」「添加」「列挙」「類推」「言外暗示」など、様々な意味を持ちますが、根本的には「情報の追加」であり、そのまま「も」と訳出することが多いですね。そして、係助詞「ぞ」や「こそ」は、特に訳出はしませんが、強調の役割を持っています。たとえば、「雨ぞ降る」という場合、訳は「雨が降る」ということですが、語り手はその部分を強い気持ちで述べていることになります。連語「も ぞ」「も こそ」は、これらが連なった表現です。
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こころにくし【心憎し】 形容詞(ク活用)

「心」+「憎し」です。古文での「にくし」は、もともとは「易やすし」の反対の意味をもつ語だったと考えられています。つまり「にくし」は、「簡単にはいかない」という意味が根にあります。「対象への理解・納得がうまくいかない」ということから、「対象にとらわれている状態(対象に魅力を感じてしまっている状態)」も意味するようになるのですね。そのことから、「にくし」だけでも、心情語としての機能が備わっています。その「にくし」に「心」がついた「心にくし」は、いっそう心情語としての性格が強まっていると考えるといいですね。
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