★重要単語

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まほし 助動詞

助動詞「む」のク語法未然形「まく」に、「欲し」がつき、「まくほし」となったものが、「まほし」になっていったと考えられています。「む(まく)」によってイメージされている状態を「欲している」ことになりますので、「したい」「てほしい」という「希望」を表すことになります。
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おぼゆ【覚ゆ】 動詞(ヤ行下二段活用)

動詞「おもふ」に上代の助動詞「ゆ」がついて、「おもはゆ」になり、「おもほゆ」を経て「おぼゆ」と一語化したものです。「ゆ」は「自発・受身」の意味がありましたが、平安時代には動詞の一部に残っただけで、助動詞としてはなくなりました。代わりに用いられたのが「る」です。そのことから、「おぼゆ」は、「おもふ」に「自発」「受身」のニュアンスを付け加えて理解するとよいとされます。とはいえ、肯定文の場合、ほとんどは「自発」の意味で、「思われる」と訳せばよいケースが多いです。否定文の場合、「思い出せない」といったように、「可能」の意味合いが含まれることがありますが、多くはありません。
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しる【知る・領る・治る】 動詞(ラ行四段活用・ラ行下二段活用)

現代語の「知る」と同じで、「理解する」「わかる」という意味で使うことも多い語ですが、古語としては「領る・治る」のほうの「治める」「支配する」「領有する」といった意味に注意です。その土地のことを隅々までくわしく「知る」ことができるのは、そこを「治めている」からだと言えますので、「しる=治める」という意味が成立していったという説がありますが、まったく別々に成立した語で、たまたま音が似ているだけという考えもあります。いずれにしても、「しる」とひらがなで書かれていたら、「知る」なのか「領る・治る」なのか文脈判断する必要がありますね。
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さうなし【双無し・左右無し】 形容詞(ク活用)

「双無し」であれば、「比べるものがない」ということであり、「比類ない」「すばらしい」などの「ほめ言葉」になります。「左右無し」であれば、「左とも右とも言えない」という意味合いで、「どちらかに決められない」などと訳します。あるいは、「左…右…とあれこれ考えずにできてしまう」という意味合いで、「たやすい」「簡単だ」「造作もない」などと訳します。
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あながちなり【強ちなり】 形容動詞(ナリ活用)

「強ちなり」という漢字をイメージできれば、意味はそのままの形容動詞です。「あな」はもともとは「自己」を意味したと言われます。「がち」は「勝ち」です。現在でも、「ためらいがち」「無駄話をしがち」などという使い方がありますが、それらは「がち」の上の語が勢いを持っていて、その傾向が強いことを意味します。そのことから、「あながちなり」は、「相手を抑え、自分(自己)が勢いを持っていること」を意味します。「俺が! 俺が!」という状態を表すので、「強引」「身勝手」「利己的」というニュアンスになります。
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になし【二無し】 形容詞(ク活用)

「になき」「になく」「になし」など、ひらがなで書かれるとわかりにくいのですが、「二無」という漢字をそのまま訳し、「二つとない」という意味で解します。「似無」の字を用いることもありますが、意味は同じで、「似たものがない」ということです。どちらの場合でも、「同等のものがないほど最上である」という超プラスの意味になります。
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あだなり【徒なり】 形容動詞(ナリ活用)

「あだ」は、もともと「花が咲いても実を結ばない様子」を示すことが多く、「不実なさま」を意味しました。人間にあてはめると、「誠実でない」ことを示しますので、「浮気だ」と訳す場合が多いです。「実を結ばない」ということは、やがては消えることになるので、「はかない」「いいかげんだ」「むだだ」などと訳すこともあります。「あだ」の対義語のように使われることばは「まめ」です。こちらは、「誠実」「真面目」「自直」などの意味になります。
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あそぶ【遊ぶ】 動詞(バ行四段活用)

根本的な意味は「日常とは別のことに心身を開放して熱中する・陶酔する・楽しむ」ということで、「音楽・遊戯・狩猟」などに興じることを広く意味します。つまり、「非日常のイベントを楽しむこと」は、おおむね「遊ぶ」に該当します。音楽関係のイベントに用いることが多く、その場合、「管絃」をつけて訳すのが通例です。
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き 助動詞

「き」は、終止形は「来き」から、他の活用形は「為す」からきているという説があります。そのため活用は、次のように「サ行」「カ行」を併せ持ったものになります。
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やる【遣る】 動詞(ラ行四段活用)

「やる」は、「こちらから向こうに行かせる・送る・届ける」といった意味です。漢字で書くと、「遣隋使」「遣唐使」でおなじみの「遣る」となります。「遣」を「おこす」と読むこともありますが、その場合、「向こうからこちらに送ってくる」という意味になりますので、ベクトルが逆になりますね。これは現代語では「よこす」と言います。
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