★重要単語

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あいなし 形容詞(ク活用)

語源としてはいろいろ説があるのですが、「あやなし」から来ているというものが有力です。「あやなし」は、「文無し」であり、「文(あや)」は、「物事の流れや道筋」を示しています。つまり、「あやなし」は「筋が通らない」ということです。「あいなし」も同じように、「筋違いだ」と訳すことがあります。ただ、そういった「客観的事実」よりも、それに対する心情として、「気に入らない・感心しない」「おもしろくない・つまらない」などと訳すことが多いですね。
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いやし【賤し・卑し】 形容詞(シク活用)

「卑し」または「賤し」と書きます。これらを「いやし」と読むことをつかんでおけば、意味をみちびきやすくなります。基本は「身分が低い」ということですが、人だけではなく、建物などにも使用します。格が低いということから、「みすぼらしい・貧しい・下品だ」といった訳にもなりますので、文脈に応じて訳しましょう。対義語は「貴なり(あてなり)」です。
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あてなり【貴なり】 形容動詞(ナリ活用)

「貴なり」の読みが「あてなり」であることをおさえておくと、意味をみちびきやすいです。「身分が高い」「高貴である」ということから、その身分にふさわしい気品があるという意味で、「上品だ」と訳すこともあります。対義語は「いやし(賤し・卑し)」です。
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あく【飽く】 動詞(カ行四段活用)

「飽」という字のとおり、「いっぱいになる」「十分になる」ということです。それをプラスの意味でとらえれば、「満足する」ということであり、マイナスの意味でとらえれば「(十分になりすぎてしまって)うんざりする」ということになります。
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はばかる【憚る】 動詞(ラ行四段活用)

「はば」が、「対象との間に障害(距離)がある」という意味を持っています。「はばかる」は、その「障害」に邪魔をされて、「事態がうまく進まない」ことを意味しています。あるいは、その障害を感じ取った人が「遠慮する」「気兼ねする」という意味の動詞です。「はばかる」のほかに「はば」からできた動詞には「阻む(はばむ)」がありますが、「はばむ」を古文でみかけることはあまりないです。また、「はばむ」が、「他人の行為を阻止する」という意味合いであるのに対して、「はばかる」は、「自分の行為を差し控える」という意味で使用することが多いですね。
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あつし【篤し】 形容詞(シク活用)

病気になると熱が出て体温が上がります。それがそのまま「病気が重い」の意味になったのが「篤し」だと考えられています。「あつし」とひらがなで書かれていると「熱し」「暑し」「厚し」「篤し」のどれなのかわからなくなるのですが、このうち「篤し」だけが「シク活用」なので、終止形以外なら判別可能です。
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めり 助動詞

「見+あり」または「見え+あり」がつまったものだと考えられています。「めり」というのは、「視覚情報」を「根拠(手がかり)」にして、何かを「推定」するときの助動詞です。「推定」というのは、「根拠のある推量」のことです。そのため、「めり」がある場合、たいていの場合は登場人物が何かを見ている(見ていた)ことになります。もし、「視覚」が無関係なシーンであれば、②の使い方と考えましょう。
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つきづきし【付き付きし】 形容詞(シク活用)

動詞「付く」の連用形「付き」をふたつ重ねた形容詞です。「つく」は、「ふたつのものがぴったり付いて離れない」ということであり、「つきづきし」は、その「ぴったりしている様子」を形容している語です。類義語に「につかはし」がありますが、「につかわし」のほうは、「はじめから調和している様子」を示すことが多く、「つきづきし」のほうは、「人間の行動によって結果的に調和している様子」を示すことが多いです。
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なさけ【情け】 名詞

漢語の「情」を「なさけ」と訓じていますので、「情」という漢字のイメージでそのままつかんでおくといいです。「情」のパーツは「心」+「生」+「丹」です。「心が生き生きと色づく」ということですね。基本的にはプラス面の「心のはたらき」であり、「人と人との情」であれば「人情・思いやり」、「男女の情」であれば「愛情・恋情」、「自然に親しむ情」であれば「風流心」などと訳します。
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いなぶ【否ぶ】 動詞(バ行上二段活用)

感動詞「否(いな)」に、動詞をつくる接尾語「ぶ」がついた語です。「相手の要求などに対して否定的な返答をする」ということであり、「断る」「拒む」などと訳します。ひらがなで書かれていることが多いのですが、「否」という漢字さえ思い出せれば、「No!」のニュアンスで訳すことができます。鎌倉時代以降は「いなむ」というかたちに音変化していきました。
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