おこす【遣す】 動詞(サ行下二段活用/サ行四段活用)

意味

① (こちらへ)送ってくる・よこす

ポイント

同じ漢字を用いる「遣る(やる)」とセットで覚えておきましょう。「遣る(やる)」が「こちらから向こうへ物や人を送ること」であるのに対して、「遣す(おこす)」は「向こうからこちらへ物や人を送ってくること」です。

「おこす」は、音変化して「よこす」になっていきました。

ああ~。

「よこす」はそのまま現代語になっているな。

「それをよこせ!」とか言うもんな。

用例

かしこより人おこせば、これをやれ。(伊勢物語)

(訳)あちらから人をよこしたら(送ってきたら)、これを与えよ。

郡司、一家広き者なれば、人数をおこして、不日に戒壇を築きてけりとぞ。(宇治拾遺物語)

(訳)郡司は、一族の数が多いので、大勢の人をよこして(送ってきて)、少ない日数で戒壇を築いたということだ。

2つめの例文のように、中世以降は「四段活用」になっていきました。