
◆問題演習


年頃見えたまはざりけるなりけり。(竹取物語)

「三つをば奉らむ。」といひて、既に分かつべかりけるとき、(沙石集)

「道長が家より帝・后立ちたまふべきものならば、この矢当たれ」と仰せらるるに、同じものを中心には当たるものかは。(大鏡)

ぬしの御年は、おのれにはこよなくまさりたまへらむかし。(大鏡)

いとしもおぼえぬ人の、おし起こして、せめてもの言ふこそ、いみじうすさまじけれ。(枕草子)

雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子参りて、(枕草子)

「少納言よ。香炉峰の雪いかならむ。」と仰せらるれば、(枕草子)

いみじうにほひたる薄紅梅なるは、限りなくめでたし (枕草子)
