ぐす【具す】 動詞(サ行変格活用)

意味

① そなえる・そなわる

② 連れていく引き連れる

③ 連れ添う・付き添う・したがう

ポイント

」にサ変動詞の「す」がついたものが「具す」です。

「具」とは「防具」「道具」などの「具」であり、主たるものに「くっつくもの」を意味します。「具す」対象が「モノ」であれば、「そなえる」「そなわる」と訳します。

「(人を)具す」という場合には、「連れていく」「引き連れる」などと訳し、「(人に)具す」という場合には、「連れ添う」「付き添う」などと訳します。

なんかの参考書で、歯医者に行きたくなくて、ぐすぐす泣いている子どもを、親がむりやり歯医者に引き連れているイメージで、「ぐすぐす泣く子を連れていく」って覚えるやつがあったな。

それくらいシンプルな語呂合わせだと、効果的に覚えられそうですね。

ただ、「ぐす」の場合は、「具」が「オプションパーツ」みたいなものだという「漢字の意味」でも覚えておきたいですね。

ああ~。

ラーメンでいうと、「具・す」は、「トッピング・追加」みたいな感じだな。

ただのラーメンに、「チャーシュー」「のり」「メンマ」「焦がしネギ」「味玉」なんていう「具」を追加するのが「具す」なんだ。

とてもいいです。

「具・す」=「トッピング・追加」

例文

武蔵坊弁慶、老翁を一人具して参りたり。(平家物語)

(訳)武蔵坊弁慶が、老翁を一人引き連れて参上した。

我は一門に具して西国の方へ落ちゆくなり。(平家物語)

(訳)私(平維盛)は(平家)一門に連れ添って西国のほうへ逃げていくのだ。

「はや、はや」と、硯、紙具して責めたまふ。(落窪物語)

(訳)「はやく、はやく」と、硯や紙をそろえて催促なさる。