
◆問題演習


鞠も、難きところを蹴いだして後、やすく思へば、必ず落つとはべるやらん。(徒然草)

とみの物縫ふに、かしこう縫ひつと思ふに、針をひきぬきつれば、はやくしりをむすばざりけり。(枕草子)

この道を立てて世にあらんには、仏だによく書きたてまつらば、百千の家も出で来なん。(宇治拾遺物語)

さがなき童部どものつかまつりける、奇怪に候ふことなり。(徒然草)

定めて習ひあることにはべらん。ちと承らばや。(徒然草)

上人なほゆかしがりて、おとなしく、物知りぬべき顔したる神官を呼びて、(徒然草)

「惟光、とく参らなむ」と思す。(源氏物語)

ここもとに「侍り」といふ文字をあらせばやと、聞く事こそおほかれ。(枕草子)
