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ハッキリ異なっている!
意味
(1)異様だ・普通でない
(2)はっきりしている・きっぱりしている
(3)際立っている・特別だ・特別に優れている
(4)しゃくに障る・生意気だ
ポイント
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「異し(けし)」「異なり(けなり)」の語幹である「異(け)」に、接尾語「やか」がつき、ついで形容詞をつくる「し」がついて「けやけし」になりました。
「~やか」は、「~な状態であること」を意味します。
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ああ~。
「あざやか」とか「みやびやか」とか「ひそやか」とか言うもんな。
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いろいろありますよね。
「けやか」も、「異様である状態」ということになります。それに「し」がついて「けやけし」です。
「やか」がついているぶんだけ、「けやけし」は、「普通と違う様子」が「際立っている」場面で使われやすいですね。
訳も、シンプルに「普通と違う」というだけでなく、「普通ではないことが目立っている」ということから、「くっきりしている」とか「はっきりしている」と訳すこともあります。
そこに評価がくっついて、プラス方面に目立っていれば「(際立って)優れている」、マイナス方面に目立っていれば「(際立って)生意気である」などと訳すこともあります。
例文
けやけき命もちて侍る翁なりかし。(大鏡)
(訳)特別な(長さの)命を持っております老人だなあ。
人の言ふほどのこと、けやけく否び難くて、(徒然草)
(訳)人の言うほどのことを、きっぱりと断りにくくて、