なめし 形容詞(ク活用)

意味

① 無礼である・無作法である

ポイント

語源としては、「なめ」と「なま」の2つ説があります。

「滑」は、使い込んで馴れた皮がつるつるしているような様子ですね。「馴れ馴れしい」ということから、「無礼だ」「無作法だ」という意味になります。

「生」は、生々しい中身ですから、「礼儀」という作法で包んでいないことになりますね。そのことから「無礼だ」「無作法だ」という意味になります。

ああ~。

必要以上になれなれしいのも、オブラートに包まないで発言するのも、たしかに無礼だよね。

例文

あな、似げな、愛敬な。などかう、このことばはなめき。(枕草子)

(訳)ああ、ふさわしくない、かわいげない。どうしてこう、このことばは無礼なのか。

いとなめしと思ひけれど、心ざしはいやまさりけり。(伊勢物語)

(訳)たいそう無礼だと思ったけれど、(女を思う)心はますますつのった。