ところう【所得】 動詞(ア行下二段活用)

ポジション、GETだぜ!

意味

(1)よい地位を占める・よい官位につく

(2)得意になる・幅をきかす・威をふるう・勢いづく

ポイント

名詞「所」と、ア行下二段動詞「得」の複合語です。

ア行で活用する動詞は非常に少ないので、文法問題でも問われやすい語です。

「得(う)」「心得(こころう)」「所得(ところう)」を覚えておきましょう。

「所」を「手に入れる」ということなのかな。

「所」は「場所」という意味ですが、「ところう」の「所」は、「よいポジション」のことだと考えてください。「よい地位」とか「よい官位」のことです。

ああ~。

そういう地位にいると、だんだん調子に乗ってくるから、(2)の意味でも使うんだね。

まさにそうです。

権力を与えると人は調子に乗るのです。

今も昔も変わらないもんだね。

例文

京にてこそ、ところえぬやうなりけれ、(源氏物語)

(訳)(明石入道は)京では、よい地位を占めていなかったが、

上手めき、ところえたる気色して、(徒然草)

よろづのとがは、馴れたるさまに、上手めき、所得たる気色して、人をないがしろにするにあり。

(訳)すべての過失は、慣れたようすで、名人ぶって【巧者らしく】ふるまい、得意になっているそぶりで、人を軽蔑しているところにある。

このおはします遣戸を隔てて、所得顔ところえがほにゐたり。(源氏物語)

(訳)(時方は)この【匂宮の】いらっしゃる引き戸を隔てて、(その向こうに)得意顔で控えている。

これは「ところえがほ」で一つの名詞扱いです。

「得意顔」と訳せばOKです。

 

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★重要単語
減点されない古文