チャンクDE古文 2025.10.18 いみじうせきあへぬけしきなり。(堤中納言物語) 『堤中納言物語』の一節です。ポイントは、形容詞「いみじ」、動詞「せきあふ」、名詞「けしき」、助動詞「なり」です。 ただ人にておはしましける時のことなり。(伊勢物語)『伊勢物語』の一説です。ポイントは、名詞「ただ人」、敬語動詞「おはします」、助動詞「なり」です。 主とおぼしき人は、いとゆかしけれど、見ゆべくも構へず。(源氏物語)〈問〉傍線部の古文を現代語訳せよ。主とおぼしき人は、いとゆかしけれど、見ゆべくも... つゆまどろまずながめあかいしものを(更級日記)『更級日記』の一節です。ポイントは、副詞「つゆ」、動詞「まどろむ」、助動詞「ず」、動詞「ながむ」、動詞「あかす」、助動詞「き」です。 心にくくなりて、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「心にくし」、動詞「なる」です。 御台などうちあはで、いとかたはらいたしや。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、名詞「御台」、動詞「うちあふ」、形容詞「かたはらいたし」です。 心なきつらの者は、さらにいみじと思はず、ただ眼に見ゆる花、紅葉をぞめではべる。(無名抄)〈問〉次の傍線部の古文を現代語訳せよ。秋の夕暮の空の景色は、色もなく、声もなし。... 心なきつらの者は、さらにいみじと思はず、ただ眼に見ゆる花、紅葉をぞめではべる。(無名抄)〈問〉次の傍線部の古文を現代語訳せよ。秋の夕暮の空の景色は、色もなく、声もなし。... 知らずと言はんは、何のいみじからんぞ。(続古事談)『続古事談』の一節です。ポイントは、「いみじ」「ゆゆし」の訳し方や、文中連体形「ん」の訳し方です。 すずろなるめを見ることと思ふに、修行者会ひたり。(伊勢物語)『伊勢物語』の一節です。ポイントは「すずろなり」です。 せちにまめだちてのたまへば(増鏡)〈問〉次の傍線部を現代語訳せよ。院も我が御方にかへりて、うちやすませ給へれど、ま... そこはかとなき虫の声々聞こえ、(源氏物語)〈問〉次の傍線部を現代語訳せよ。寝殿の東面払ひあけさせて、かりそめの御しつらひし... あつぱれ、よからう敵がな。(平家物語)『平家物語』「木曽の最期」における巴のセリフです。現代語訳のポイントは「がな」です。 首ねぢ切つて捨ててんげり。(平家物語)『平家物語』「木曽の最期」における巴のセリフです。現代語訳のポイントは「てんげり」です。 いかに心もとなく思すらむ。(十訓抄)『十訓抄』の一節です。和泉式部の娘である小式部内侍を有名にしたエピソードです。ポイントは「いかに」「こころもとなし」「おぼす」「らむ」です。 はかなき文つけなどだにせず。(枕草子)『枕草子』の一説です。ポイントは、「はかなし」「だに」などです。 桜の散らんはあながちにいかがせん、苦しからず。(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。桜が散るなかで、僧が、泣いている児に声をかける場面です。ポイントは、「あながちに」です。 勝つべきいくさに負くることよもあらじ。(平家物語)『平家物語』の一節です。「敦盛の最期」における、熊谷次郎直実の台詞の一部分です。ポイントは「よも~じ」です。 鈴を付けておきはべらば、易く知りなん。(伊曾保物語)『伊曾保物語』の一節です。ねずみが集まって、「猫の首に鈴をつけよう」と会議する話です。ポイントは「はべり」「なん」です。 いとどゆかしさまされど (更級日記)『更級日記』の冒頭部分です。ポイントは、副詞「いとど」、名詞「ゆかしさ」、動詞「まさる」です。 かたみに隔てなく物語しけるついでに (落窪物語)『落窪物語』の一説です。ポイントは、「かたみに」と「ついで」です。 桜ははかなきものにて、かく程なくうつろひさぶらふなり。(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。桜の花が散るのを見て涙ぐむ児を見て、僧がなぐさめますが、児は、「桜ではなくて、父のつくった麦が散って、実が成らないと思うとつらい」と答えます。 見ることのやうにかたりなせば、皆同じく笑ひののしる、いとらうがはし。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、「なす」「ののしる」「らうがはし」です。 皆のことを知りあきらむることと人の知れるはひがことなり。(続古事談)『続古事談』の一節です。ポイントは、動詞「あきらむ」、助動詞「り」、名詞「ひがこと」です。 わざとめでたき冊子ども、硯の箱のふたに入れておこせたり。(更級日記)『更級日記』の一節です。ポイントは、副詞「わざと」、形容詞「めでたし」、動詞「おこす」です。 ありもつかぬ都のほとりに、たれかは物語もとめ見する人のあらむ。(更級日記)『更級日記』の一節です。ポイントは、助動詞「まほし」、連語「ありもつかず」、係助詞「かは」です。 世俗の虚言をねんごろに信じたるもをこがましく、「よもあらじ」など言ふも詮なければ、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容動詞「なんごろなり」、形容詞「をこがまし」、呼応の副詞「よも」、助動詞「じ」、形容詞「詮なし」です。 京にとく上げたまひて、物語の多くさぶらふなる、ある限り見せたまへ。(更級日記)『更級日記』の一節です。形容詞「とし」、敬語動詞「たまふ」、敬語動詞「さぶらふ」、助動詞「なり」がポイントです。 年ごろあそび馴れつるところを、あらはにこほちちらして、(更級日記)『更級日記』の一節です。ポイントは、名詞「年ごろ」、形容動詞「あらはなり」、動詞「こほちちらす」です。 けしからず物ごとにいはふ者ありて、(醒睡笑)『醒睡笑』の一節です。ポイントは、連語「けしからず」、動詞「いはふ」です。 文ことばなめき人こそいとどにくけれ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、形容詞「なめし」、副詞「いとど」、形容詞「にくし」です。 「確かにまことそらごとを見て、ありのままに奏せよ」と仰せられければ、(十訓抄)『十訓抄』の一節です。ポイントは、名詞「まこと」、名詞「そらごと」、動詞「奏す」、動詞「仰す」、助動詞「らる」です。 なさけあるゆゑに、人の言ふほどの事、けやけくいなびがたくて、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、名詞「なさけ」、形容詞「けやけし」、動詞「いなぶ」、形容詞「かたし」です。 例も月をあはれがり給へども、このごろとなりては、ただごとにも侍らざめり。(竹取物語)『竹取物語』の一節です。ポイントは、名詞「例」、動詞「あはれがる」、動詞「給ふ」、名詞「ただごと」、動詞「侍り」、連語「ざめり」です。 なでふものをか嘆き侍るべき。(竹取物語)『竹取物語』の一説です。ポイントは、副詞「なでふ」、係助詞「か」、動詞「嘆く」、動詞「侍り」、助動詞「べし」です。 いとやむごとなききはにはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、副詞「いと」、形容詞「やむごとなし」、名詞「きは」、動詞「時めく」などです。 恨みを負ふつもりにやありけむ、いとあつしくなりゆき、(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、名詞「つもり」、係助詞「や」、助動詞「けむ」、形容詞「あつし」です。 もの心細げに里がちなるを、いよいよあかずあはれなるものに思ほして、(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、接頭語「もの」、形容動詞「心細げなり」、形容動詞「里がちなり」、副詞「いよいよ」、連語「あかず」、形容動詞「あはれなり」、敬語動詞「思ほす」です。 人のそしりをもえはばからせたまはず、世の例にもなりぬべき御もてなしなり。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、名詞「そしり」、連語「え~ず」、動詞「はばかる」、連語「せたまふ」、名詞「ためし」、連語「ぬべし」、名詞「もてなし」です。 世界の男、あてなるも、賤しきも、いかでこのかぐや姫を得てしがな見てしがなと、音に聞きめでて惑ふ。(竹取物語)『竹取物語』の一節です。ポイントは、形容動詞「あてなり」、形容詞「いやし」、副詞「いかで」、終助詞「てしがな」、動詞「めづ」、動詞「惑ふ」です。 少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、動詞「ことさむ」、助動詞「まし」、助詞「ば」です。 作文の船、管絃の船、和歌の船と分たせたまひて、その道にたへたる人々を乗せさせたまひしに、(大鏡)『大鏡』より「三船の才」の一節です。ポイントは、助動詞「す」、動詞「たまふ」、動詞「たふ」、助動詞「たり」です。 一事のすぐるるだにあるに、かくいづれの道も抜け出でたまひけむは、いにしへも侍らぬことなり。(大鏡)『大鏡』の一節です。ポイントは、副助詞「だに」、敬語動詞「たまふ」、助動詞「けむ」、敬語動詞「はべり」、助動詞「なり」です。 ここもとに「侍り」といふ文字をあらせばやと、聞く事こそおほかれ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、敬語動詞「侍り」、動詞「あり」、助動詞「す」、終助詞「ばや」です。 「惟光、とく参らなむ」と思す。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、副詞「とく」、敬語動詞「参る」、終助詞「なむ」、敬語動詞「思す」です。 上人なほゆかしがりて、おとなしく、物知りぬべき顔したる神官を呼びて、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、副詞「なほ」、動詞「ゆかしがる」、形容詞「おとなし」、連語「ぬべし」です。 定めて習ひあることにはべらん。ちと承らばや。(徒然草)〈問〉次の傍線部を現代語訳せよ。御前なる獅子・狛犬、そむきて、後さまに立ちたりけ... さがなき童部どものつかまつりける、奇怪に候ふことなり。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「さがなし」、敬語動詞「つかまつる」、形容動詞「奇怪なり」、敬語動詞「候ふ」、助動詞「なり」です。 この道を立てて世にあらんには、仏だによく書きたてまつらば、百千の家も出で来なん。(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは、助動詞「ん」、副助詞「だに」、敬語動詞「たてまつる」、接続助詞「ば」、連語「なん」です。 とみの物縫ふに、かしこう縫ひつと思ふに、針をひきぬきつれば、はやくしりをむすばざりけり。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、形容動詞「とみなり」、形容詞「かしこし」、副詞「はやう(はやく)」、助動詞「けり」です。 鞠も、難きところを蹴いだして後、やすく思へば、必ず落つとはべるやらん。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「難し」、形容詞「やすし」、敬語動詞「はべり」、連語「やらん」です。 帝の御おきて、きはめてあやにくにおはしませば、(大鏡)『大鏡』の一節です。ポイントは、接頭語「御」、名詞「おきて」、形容動詞「あやにくなり」、敬語動詞「おはします」です。 さし出でさせ給へる御手のはつかに見ゆるが、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、最高敬語「させ給ふ」、助動詞「り」、形容動詞「はつかなり」、動詞「見ゆ」です。 いみじうにほひたる薄紅梅なるは、限りなくめでたし (枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、形容詞「いみじ」、動詞「にほふ」、助動詞「たり」、形容詞「限りなし」、形容詞「めでたし」です。 「少納言よ。香炉峰の雪いかならむ。」と仰せらるれば、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、白居易の詩の引用「香炉峰の雪」、形容動詞「いかなり」、助動詞「む」、最高敬語「仰せらる」、接続助詞「ば」です。 雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子参りて、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、接続助詞「を」、連語「例ならず」、名詞「格子」、敬語動詞「参る」です。 いとしもおぼえぬ人の、おし起こして、せめてもの言ふこそ、いみじうすさまじけれ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「いと」、副助詞「しも」、動詞「おぼゆ」、助動詞「ず」、副詞「せめて」、形容詞「いみじ」、形容詞「すさまじ」です。 ぬしの御年は、おのれにはこよなくまさりたまへらむかし。(大鏡)『大鏡』の一節です。ポイントは、形容詞「こよなし」、敬語動詞「たまふ」、助動詞「り」、助動詞「む」、終助詞「かし」です。 「道長が家より帝・后立ちたまふべきものならば、この矢当たれ」と仰せらるるに、同じものを中心には当たるものかは。(大鏡)『大鏡』より「南院の競射」の一節です。ポイントは、「帝・后立ちたまふ」、助動詞「べし」、接続助詞「ば」、最高敬語「仰せらる」、終助詞「ものかは」です。 「三つをば奉らむ。」といひて、既に分かつべかりけるとき、(沙石集)『沙石集』より「いみじき成敗」の一節です。ポイントは、敬語動詞「奉る」、助動詞「ん」、副詞「既に」、助動詞「べし」です。 年頃見えたまはざりけるなりけり。(竹取物語)『竹取物語』の一節です。ポイントは、名詞「年頃」、動詞「見ゆ」、敬語動詞「たまふ」、連語「けるなりけり」です。 御死にもやしたまひけむ、え見つけたてまつらずなりぬ。(竹取物語)『竹取物語』の一節です。ポイントは、動詞「す」、敬語動詞「たまふ」、助動詞「けむ」、副詞「え」、敬語動詞「たてまつる」、助動詞「ず」、動詞「なる」、助動詞「ぬ」です。 かたみに聞えたまひて、泣きみ笑ひみしたまふ。(落窪物語)『落窪物語』の一節です。ポイントは、副詞「かたみに」、敬語動詞「聞こゆ」、敬語動詞「たまふ」、接尾語「み」です。 嫗ども、いざたまへ。寺に尊きわざすなる、見せたてまつらむ。『大和物語』より「をばすて」の一節です。ポイントは、名詞「嫗」、接尾語「ども」、連語「いざたまへ」、形容詞「尊し」、名詞「わざ」、助動詞「なり」、敬語動詞「たてまつる」、助動詞「む」です。 さすがに住む人のあればなるべし。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、副詞「さすがに」、接続助詞「ば」、助動詞「なり」、助動詞「べし」です。 物語などこそ、あしう書きなしつれば、言ふかひなく、作り人さへいとほしけれ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、形容詞「あし」、動詞「書きなす」、形容詞「言ふかひなし」、副助詞「さへ」、形容詞「いとほし」です。 さては、扇のにはあらで、海月のななり。(枕草子)『枕草子』より「中納言参りたまひて」の一節です。 「さればこそ、申し候はじとは申して候ひつれ」(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは、接続詞「されば」、動詞「申す」、動詞「候ふ」、助動詞「じ」、助動詞「つ」です。 長き夜のすさびに、何となき具足とりしたため、残し置かじと思ふ反古など破り棄つる中に、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、名詞「すさび」、名詞「具足」、動詞「とりしたたむ」、助動詞「じ」、名詞「反古」です。 この頃、物怪にあづかりて、困じにけるにや、居るままにすなはち、眠り声なる、いと憎し。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、動詞「あづかる」、動詞「困ず」、助動詞「なり」、係助詞「や」、副詞「すなはち」です。 「その御顔はいかになり給ふぞ」ともえ言ひやらず。(堤中納言物語)『堤中納言物語』の一節です。ポイントは、副詞「いかに」、敬語動詞「給ふ」、副詞「え(~ず)」、動詞「やる」、助動詞「ず」です。 今見る人の中に思ひよそへらるるは、誰もかくおぼゆるにや。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、動詞「思ひよそふ」、助動詞「らる」、動詞「覚ゆ」、助動詞「なり」、係助詞「や」です。 世に語り伝ふること、まことはあいなきにや、多くは皆そらごとなり。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、名詞「まこと」、形容詞「あいなし」、助動詞「に」、助詞「や」、名詞「そらごと」です。 うち休ませ給へれど、まどろまれ給はず。(増鏡)『増鏡』の一節です。ポイントは、接頭語「うち」、助動詞「す」、敬語動詞「給ふ」、助動詞「り」、動詞「まどろむ」、助動詞「る」、敬語動詞「給ふ」、助動詞「ず」です。 住みつかばさてもありぬべし。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、接続助詞「ば」、連語「さてもあり」、連語「ぬべし」です。 しる所などたびたりけるとなん。(今物語)『今物語』の一節です。ポイントは、動詞「しる」、動詞「たぶ」、助動詞「たり」、助動詞「けり」、係助詞「なん」です。 尋ねきこえまほしき夢を見たまへしかな。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、敬語動詞「聞こゆ」、助動詞「まほし」、助動詞「き」、動詞「たまふ」、終助詞「かな」です。 別人に手触れさせむもうたておぼゆるに、(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、名詞「別人」、助動詞「さす」、助動詞「む」、副詞「うたて」、動詞「おぼゆ」です。 上もうちおどろかせ給ひて(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、名詞「上」、接頭語「うち」、動詞「おどろく」、連語「せたまふ」です。 さてしもあるべきことならねば(平家物語)『平家物語』の一節です。ポイントは、連語「さて」、副助詞「しも」、助動詞「べし」、助動詞「なり」、助動詞「ず」、接続助詞「ば」です。 まろがはべらざらむに、思し出でなむや。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、動詞「はべり」、助動詞「む」、動詞「思し出づ」、連語「なむや」です。 みだり心地はまだおこたりはてねど、(大和物語)『大和物語』の一節です。ポイントは、名詞「みだり心地」、動詞「おこたる」、動詞「はつ」、助動詞「ず」です。 いとむつかしう心もとなくはべればなむ参りつる。(大和物語)『大和物語』の一節です。ポイントは、副詞「いと」、形容詞「むつかし」、形容詞「心もとなし」、敬語動詞「はべり」、接続助詞「ば」、動詞「参る」、完了「つ」です。 心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとりかちより詣でけり。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「心うし」、動詞「おぼゆ」、連語「かちより」、動詞「まうづ」、助動詞「けり」です。 「あなうらやまし。などか習はざりけん」といひてありなむ。(徒然草)『徒然草』の一説です。ポイントは、感動詞「あな」、副詞「などか」、助動詞「けん」、連語「なむ」です。 いかでこの人に、思ひ知りけりとも見えにしがなと、常にこそおぼゆれ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「いかで」、助動詞「けり」、動詞「見ゆ」、連語「にしがな」、動詞「おぼゆ」です。 死に入る魂の、やがてこの御骸にとまらなむ。(源氏物語)『源氏物語』の一節です。ポイントは、格助詞「の」、副詞「やがて」、動詞「とまる」、終助詞「なむ」です。 人のけしきぞありしにもにぬ(建礼門院右京大夫集)『建礼門院右京大夫集』の一節です。ポイントは、名詞「けしき」、連語「ありし」、助動詞「ず」です。 円融院の御はての年、皆人、御服ぬぎなどして、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、接頭語「御」、名詞「はて」、名詞「服」です。 蓑虫のやうなる童の大きなる、白き木に立文をつけて、「これたてまつらせむ」といひければ、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、格助詞(同格)「の」、動詞「たてまつる」、助動詞「む」、助動詞「けり」、接続助詞「ば」です。 老法師のいみじげなる手にて、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、形容動詞「いみじげなり」、名詞「手」、格助詞「にて」です。 とくきこしめさせばや (枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「とく」、敬語動詞「きこしめす」、助動詞「す」、終助詞「ばや」です。 すなはち、また返ししておこせ給へり。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「すなはち」、動詞「おこす」、敬語動詞「給ふ」、助動詞「り」です。 頼もしきが、心の口惜しくて、(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは、形容詞「頼もし」、形容詞「くちをし」です。 すきずきしき心ある上達部、僧綱などは、誰かはある。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、形容詞「すきずきし」、係助詞「かは」です。 妻子にも、まして従者にも物食はせ、着する事なし。(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは、副詞「まして」、名詞「従者」、「並列的な修飾の構文」についてです。 おぼめき、ゆかしがり申し給ふに、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、動詞「おぼめく」、動詞「ゆかしがる」、敬語動詞「申す」、敬語動詞「給ふ」です。 うちほほ笑ませ給ひて、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、接頭語「うち」、助動詞「す」、敬語動詞「たまふ」です。 いで、あな心う。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、感動詞「いで」、感動詞「あな」、形容詞「心憂し」です。 おほらかにして賜べ。/色々に調じて、(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは、形容動詞「おほらかなり」、動詞「す」、敬語動詞「たぶ」、動詞「調ず」です。 「いかにかくはするぞ」とののしれども、/帝釈それをまねばせ給はざらんやは。(宇治拾遺物語)〈問〉次の傍線部を現代語訳せよ。(長者が帝釈天を軽んじる発言をしたところ、帝釈天... そぞろに長者が財を失はんとは何しに思し召さん。(宇治拾遺物語)『宇治拾遺物語』の一節です。ポイントは形容動詞「そぞろなり」、連語「何しに」、敬語動詞「思し召す」、助動詞「ん」です。 ありのままに言はんはをこがましとにや、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、助動詞「ん」、形容詞「をこがまし」、連語「にや」です。 おぼつかなからぬやうに告げやりたらん、あしかるべきことかは。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「おぼつかなし」、助動詞「ず」、助動詞「たり」、動詞「やる」、助動詞「ん」、助動詞「べし」、係助詞「かは」です。 すずろに言ひちらすは、さばかりの才にはあらぬにやと聞え、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容動詞「すずろなり」、名詞「才」、助動詞「なり」、助動詞「ず」、助動詞「なり、助詞「や」、動詞「きこゆ」です。 おのづから誤りもありぬべし。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、副詞「おのづから」、名詞「あやまり」、動詞「あり」、連語「ぬべし」です。 おとなしく、もどきぬべくもあらぬ人の言ひ聞かするを、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「おとなし」、動詞「もどく」、連語「ぬべし」です。 犬のことことしくとがむれば、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「ことことし」、動詞「とがむ」、接続助詞「ば」です。 やがて案内せさせて入り給ひぬ。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、副詞「やがて」、動詞「案内す」、助動詞「さす」、敬語動詞「給ふ」、助動詞「ぬ」です。 いたくすさまじからず、心にくく、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、副詞「いたく」、形容詞「すさまじ」、助動詞「ず」、形容詞「心にくし」です。 雨もぞ降る。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、連語「もぞ」です。 今宵ぞやすき寝は寝べかめる。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、名詞「今宵」、形容詞「やすし」、連語「寝は寝」、連語「べかめり」です。 梢も庭もめづらしく青みわたりたる卯月ばかりのあけぼの、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「めづらし」、動詞「わたる」、助動詞「たり」、名詞「卯月」、名詞「あけぼの」です。 家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「つきづきし」、形容詞「あらまほし」です。 時の間の煙ともなりなむとぞ、うち見るより思はるる。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、動詞「なる」、連語「なむ」、接頭語「うち」、助動詞「る」です。 いかなるゆゑか侍りけん。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容動詞「いかなり」、名詞「ゆゑ」、敬語動詞「侍り」、助動詞「けん」です。 木の葉に埋もるる懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、名詞「懸樋」、助動詞「なり」、副詞「つゆ」、動詞「音なふ」です。 家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、連語「むねとす」、助動詞「べし」、形容動詞「いかなり」、助動詞「る」です。 あやしう、あてにもいやしうもなるは、いかなるにかあらむ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、形容詞「あやし」、形容動詞「あてなり」、形容詞「いやし」、動詞「なる」、形容動詞「いかなり」、助動詞「なり」、係助詞「か」、助動詞「む」です。 さもあるまじき老いたる人、男などの、わざとつくろひ、ひなびたるはにくし。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「さ」、助動詞「まじ」、副詞「わざと」、動詞「つくろふ」、動詞「ひなぶ」、形容詞「にくし」です。 やがていとわろし。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「やがて」、副詞「いと」、形容詞「わろし」です。 なほ乗りてありくまじきことこそおぼゆれ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「なほ」、動詞「ありく」、助動詞「まじ」、動詞「おぼゆ」です。 海はなほいとゆゆしと思ふに、(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、副詞「なほ」、副詞「いと」、形容詞「ゆゆし」です。 いみじき成敗とぞ、あまねくほめののしりける。(沙石集)『沙石集』の一節です。ポイントは、形容詞「いみじ」、名詞「成敗」、形容詞「あまねし」、動詞「ほめののしる」、助動詞「けり」です。 京なる医師のがり率て行きける道すがら、人のあやしみ見ること限りなし。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、助動詞「なり」、形式名詞「がり」、動詞「率る」、助動詞「けり」、接尾語「すがら」、動詞「あやしむ」、形容詞「限りなし」です。 大殿籠りたる所ひきつくろひなどして、入れ奉らむとて、(大鏡)『大鏡』の一節です。ポイントは、動詞「大殿籠る」、助動詞「たり」、動詞「ひきつくろふ」、敬語動詞「奉る」、助動詞「む」です。 犬を流させたまひけるが、帰り参りたるとて調じたまふ。(枕草子)『枕草子』の一節です。ポイントは、動詞「流す」、助動詞「す」、敬語動詞「たまふ」、助動詞「けり」、動詞「参る」、助動詞「たり」、動詞「調ず」、敬語動詞「たまふ」です。 かくまでやつしたれど、見にくくなどはあらで、いと、さまことに、あざやかにけだかく、はれやかなるさまぞあたらしき。(堤中納言物語)『堤中納言物語』の一節です。ポイントは、動詞「やつす」、助動詞「たり」、副詞「いと」、形容動詞「さまことなり」、形容動詞「はれやかなり」、形容詞「あたらし」です。 あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。(徒然草)『徒然草』の一節です。ポイントは、形容詞「あぢきなし」、名詞「すさび」、副詞「かつ」、動詞「破り捨つ」、助動詞「べし」、助動詞「なり」です。 「かつがつ、式神一人内裏に参れ。」と申しければ、(大鏡)『大鏡』の一節です。ポイントは、副詞「かつがつ」、名詞「式神」、名詞「内裏」、動詞「参る」、動詞「申す」、助動詞「けり」です。